ECBF NEWS FLASH

By Hirofumi Nakano 

今日から定期的にアメリカ国内のメジャーリーグ情報をピックアップして紹介しようと思います。色々なメディアのニュースを短く書き綴っていこうと思います。どちらかといえば、ポッドキャストのためのネタ帳的な意味合いが強いですが、おヒマな時に読んでみてくださいね!

  • 先週末から色々なニュースが飛び込んできましたが、まずバリー・ボンズ選手がついに起訴されたという話題。かねてから薬物使用の噂が付きまとっていたボンズ選手ですが、連邦大陪審は15日にボンズ選手を偽証と審理妨害の2件で起訴しています。ボンズ選手が有罪となった場合、最高で30年間の禁固刑が科せられる可能性もあり、来年以降もメジャーリーグでプレーできるのかは微妙な状態です。アメリカでは10月にも女子陸上界のスター選手だったマリオン・ジョーンズが過去のステロイド使用に関する法廷証言で偽証を行っていたと認め、現役を引退すると発表しています。彼女に禁止薬物を提供していたのもバルコ社でしたね…。
  • それから経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の17日付の記事にアレックス・ロドリゲス選手に関するニュースがあり、これも要チェックです!代理人のスコット・ボラス氏抜きでニューヨーク・ヤンキースと交渉を行い、15日に年俸総額2億7500万ドルの10年契約で合意したと伝えられるA-ROD。実はこのヤンキース残留の舞台裏でロドリゲス選手にアドバイスをしたのが、カリスマ投資家として知られるウォーレン・バフェット氏だったとウォール・ストリート・ジャーナルは伝えています。

    なんでもバフェット氏とロドリゲス選手は数年来の友人だそうで、ボラス氏の強引な交渉術に引き気味だったA-RODがバフェット氏に相談したところ、「ボラス氏抜きで交渉を行いなさい」と助言されたそうです。他にもヤンキースへの投資を行っているゴールドマン・サックスの重役2人も悩めるA-RODの相談役として動いていたとウォール・ストリート・ジャーナル紙。

    投資家のバフェット氏といえば、アメリカでは「オマハの賢人」というニックネームで呼ばれていて、昨年6月から自分の資産の80パーセントにあたる約370億ドル(4兆円!)相当の株式を複数の慈善団体に寄付し始めています。あるスポーツ専門弁護士はウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、「選手の市場価値を決めるのは代理人ではなく、結局は選手自身のはずです」とコメントしていましたが、ロドリゲス選手が最後に頼ったのが「吸血鬼」ではなく「賢人」だったことが興味深いです。

  • ボラス氏に関するニュースでもうひとつ気になったのが、ベテラン投手のケニー・ロジャースがデトロイト・タイガースとの交渉に一人で出席したという話。地元紙デトロイト・フリー・プレスが17日に伝えたところによると、ロジャース投手はボラス氏を16日に解雇し、同じ日に行われた球団との交渉に一人で出席したそうです。「強い代理人」を象徴してきたボラス氏ですが、ニューヨークとデトロイトであった2つの出来事が「ひとつの時代の終焉」のスタートになるのかもしれません。