編集後記:第2回目

ミズーリー州セントルイスに来ています。ここはアメリカで僕が最初に訪れた町でもあるんです。ここに初めて来たのが1985年頃だったはずなので、もう20年以上前です。町には僕が小学生の頃から御世話になっているアメリカ人家族が今も何組か住んでいて、久しぶりにみんなと食事をしたのですが、僕も含めて「年をとったなぁ」という感じです(むこうは、本当におじいちゃんとおばあちゃんになってましたけどね)。最後にセントルイスを訪れたのが99年の秋で、今回の滞在で真っ先に「町がずいぶんと綺麗になったな」という印象を持ちました。

綺麗になったのは町並みだけではありません。セントルイス・カージナルスも今年から新しい球場でプレーしているんです。と言っても、球場の名前は以前と変わらず「ブッシュ・スタジアム」で、ロケーションも旧ブッシュ・スタジアムの真横なんですけどね…。幸運にもチケットを入手できたので、15日夜に行われた対ジャイアンツ戦を観戦してきました(30分前にホテルに戻ってきたばかりです)。詳しい事は次回のポッドキャスティングで話したいと思うのですが、田口選手の二塁打よりも、4万5000人の観衆が総立ちで行ったバリー・ボンズ選手へのブーイングよりも、感動したことが1つあったんです。

僕が一番感動したシーン。それは球場に入って、自分の席に座った瞬間に、視界に飛び込んできたセントルイスの景色でした。中西部の町セントルイスはアーチのような有名な建物が多いのですが、新球場は外野の壁がほとんど無く(つまり、外野席も他の球場より少ないわけです)、外野の向こうにそびえ立つ高層ビルや歴史的な建造物を見ることができるんです。今までいろんな球場に足を運びましたが、このボールパークほど町の一部として見事に溶け込んだ雰囲気を醸し出すものはありませんでした。設計者の野球と町の両方に対する愛情を感じずにはいられませんでした。

写真も撮影したんだけど、パソコンとカメラつなぐコードをワシントンの自宅に置いてきたため、今晩のアップロードは断念します(涙)。ただ、本当に素晴らしい景色なので、明日の夜にでも写真をアップします。赤靴下ファンの僕が言うのもなんですが、野球ファンの皆様、ぜひ一度はセントルイスで野球観戦を楽しんでください!

Written by Hirofumi Nakano